生まれた後の赤ちゃんの頭の形が、明らかにいびつで心配であると悩まれている方が多くいるかと思います。
育児書などでは、異常に目立つことが無ければ問題無いと言われているが、やはり心配ですよね。
ただ赤ちゃんの頭のいびつは、生まれて直ぐに治す取り組みを行っていくことで、改善が期待できます。
そのためにも、赤ちゃんが頭のいびつになることについて知っておく必要があります。
今回は、気になる赤ちゃんの頭の形いびつについての説明と、実際に治していくための改善方法を紹介していこうと思います。
1.頭のいびつの改善は時期で決まる!!
生まれて直ぐの赤ちゃんの場合であれば、頭のいびつは変えることが出来ます。
なぜならば、生まれて間もない赤ちゃんの頭は全体的にまだ柔らかい状態だからです。
生まれてから時間が経つにつれて、だんだんと頭の状態は固くなっていきます。
大切なのは、生まれて直ぐに改善を行うことです。
具体的な目安は以下の通り!
- 生後約0~3ヶ月は、改善が期待出来る
- 生後6ヶ月以上は、改善が難し
ただし、個人差があるので、注意して見て欲しいです。
1.1生後約0~3ヶ月の場合
生まれたての生後0~3ヶ月程の首の座っていない赤ちゃんの場合は、改善することが期待できます。
頭の柔らかさ的に時期としては、改善するのに十分な時期であるからです。
ただし、生後3ヶ月は直ぐに経ってしまいます。
そのため、頭の形が変だと思ったら早めに、改善に取り組むと良いでしょう。
1.2生後6ヶ月以上の場合
生後6ヶ月以上の場合は、改善することは難しいと言えます。
生後6ヶ月以上経ってくると、頭の状態が固くなってきてしまうからです。
また、赤ちゃん自体も自分で動き回るようになるので改善するためのケアできるタイミングが無くなってしまいます。
もし、赤ちゃんの頭のいびつを心配されているのであれば、生まれて直ぐの時期から無理のない程度に改善を行っていくと良いでしょう。
2.頭の形と種類
赤ちゃんの頭のいびつを改善するためにも、いびつである形の種類を知っておくことが大切です。
具体的に赤ちゃんの頭のいびつには以下3種類の形があります。
- 斜頭
- 短頭
- 長頭
1つずつ紹介していこうと思います。
2.1斜頭
斜頭は、頭の形が左右非対称である状態を言います。
具体的には、頭の上から見た時に後頭部が左右どちらかに片寄っている形をしている状態です。
そのために、片寄った方ばかりに顔を向ける”向き癖”になりやすいです。
2.2短頭
赤ちゃんの頭の後頭部が平らな形をした状態を言います。
具体的には、後頭部の全体が平らな状態です。
横からみると、後頭部が鼻の位置と同じぐらいまで平に伸びてた形をしています。
特に仰向けの状態ばかりで寝ていると後頭部が押しつぶされて、短頭になりやすいです。
短頭は、絶壁頭になりやすいと言われています。
2.3長頭
赤ちゃんの頭が以上に多い状態を言います。
赤ちゃんの頭が明確に大きい場合には、病院に相談しにくいことが良いでしょう。
何らかの問題もあるため、早めの診断をすることが必要です。
3.頭の形がいびつな原因
赤ちゃんの頭のいびつは、毎日の中で自然に動く”向き癖”が原因です。
向き癖は、いつも同じ方向ばかり向いてしまう癖です。
そのために、圧力も同じ箇所ばかりにかかってしまい、頭の形がいびつになっていてしまいます。
では、具体的に毎日の生活で特に起こり安い場面について以下の2つを紹介していきます。
- 寝ている時
- ミルクをあげる時
以外と、毎日の何気ない場面で起きることなので、注意しながら確認をして欲しいです。
3.1寝ている時
赤ちゃんの頭のいびつは、寝ている時に頭にかかる圧力が原因の一つです。
赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごします。
その時に、寝る向きが常に一定であると頭にかかる圧力も偏ってしまいます。
また、仰向け状態で長く寝る事も後頭部に圧力をかけすぎてしまうこともあります。
赤ちゃんにとって、寝ているときが頭に一番圧力が掛かるときであるので、注意が必要です。
3.2ミルクをあげる時
赤ちゃんに、ミルクを上げる時の抱き方が原因の1つです。
常に同じ抱き方をしていると、赤ちゃんは同じ方向ばかり向けられてしまいます。
普段、無意識の内に利き手を中心に抱っこしていることが多いです。
赤ちゃんのことを考えると、左右交互に抱っこしてあげるとが良いでしょう。
4.頭のいびつを治す4つの方法
赤ちゃんの頭のいびつを治すためには、”向き癖”の改善が必要です。
向き癖を改善させていくことで、頭にかかる圧力も片寄りがなくなり、いびつな形も改善されます。
ここでは、赤ちゃんの”向き癖”の改善させることで頭のいびつを治す4つの方法を紹介していきます。
- 興味ある物を逆側に置いてみる
- 添い寝の向きを変えてみる
- タオルを使って向きを調整する
- 枕を変えてみる
4.1興味ある物を逆側に置いてみる
赤ちゃんが向く方向の逆側に興味のある物を置いてみると良いでしょう。
赤ちゃんは、興味のある物に対して体ごと向けます。
興味のある物としては、おもちゃなどがおすすめです。
もし、右方向ばかり向いている場合には、左側に興味のあるおもちゃを置いてあげれば、右方向に体を向けてくれます。
このように、自然と出来れば、赤ちゃんも辛く感じずに安心して改善できます。
4.2添い寝の向きを変えてみる
赤ちゃんを寝かせる時の添い寝は、適度に変えてみると良いでしょう。
赤ちゃんを寝かせる時の添い寝が常に同じ向きであると、赤ちゃんも同じ向きをしてしまうからです。
つい何となく、同じ向きで添い寝をしまっている場合は、意識的に注意をしてみると良いでしょう。
4.3タオルを使って向きを調整する
寝ている赤ちゃんの向きをバスタオルを挟んで調整させて改善させていくことです。
具体的には、右向きばかり向いてしまう向き癖がある場合には、頭の右側部分にタイルを挟んであげます。
そうすることで、体勢が左に傾くようになり、左を向けなくさせます。
向き癖も改善して、頭の形も徐々に改善されていきます。
ただし、余り赤ちゃんが苦しまない程度でタオルを挟んであげるように注意が必要です。
4.4枕を変えてみる
寝ている赤ちゃんに対して、ドーナツ型の枕を使うと良いでしょう。
ドーナツ型の枕を使うことで、頭が浮くので、後頭部を圧迫させることが無くなるからです。
特に、短頭タイプで、後頭部が平らな状態の形である場合は、効果的です。
ただし使う時には、枕の高さに注意が必要です。
頭を上げようと思う場ばかりに、枕の高さを高くしすぎると、赤ちゃんが苦しくなってしまいます。
それによって、首を圧迫してしまうこともあるので、高さには十分に注意が必要です。
まとめ
赤ちゃんの頭のいびつは、頭を押さえる圧によるもので、生まれて間もな時期であれば治せることができます。
ただし、時が経つにつれて頭の状態が固くなり、治すことが難しくなります。
赤ちゃんのためにも、早めんに気が付いてあげることが大切ですね。
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